前回につづき、Firebaseの認証機能を使った簡単なflutterアプリを作成します。今回は前回作成したアプリをandroid / ios で実行できるようにしていきます。
FirebaseプロジェクトにAndroidアプリを追加
Androidアイコンを選択します。
Androidパッケージ名(例:jp.a12345.myfire)を入力して、「アプリを登録」ボタンを実行します。
google-services.json をダウンロードして、VSCodeのフォルダ android/app の下にコピーします。
コピーしたら「次へ」ボタンを実行します。
Firebaseの画面に「プロジェクト レベルの build.gradle」に以下を追加する内容が表示されるので、VSCodeの方で修正します。
classpath 'com.google.gms:google-services:4.3.10'
同様に「アプリレベルの build.gradle」を修正します。
apply plugin: 'com.google.gms.google-services'
dependencies {
implementation platform('com.google.firebase:firebase-bom:29.0.3')
VSCodeのmain.dartを編集
VSCodeのmain.dartに以下のコードを追加します。
Future<void> main() async { WidgetsFlutterBinding.ensureInitialized(); // Firebase初期化 await Firebase.initializeApp(); runApp(MyApp()); }
Androidアプリのテスト
VSCodeのデバイス選択を「Android emulator」にして、実行します。
FirebaseプロジェクトのAuthenticationでテスト用に登録した、メールアドレスとパスワードでログインしてみます。
これで、Androidアプリの作業は終わりです。
つぎは、iosアプリのfirebase連携作業を行っていきます。
Firebaseプロジェクトにiosアプリを追加
iosアイコンを選択します。
AppleバンドルID(例:jp.a12345.myfire)を入力して、「アプリを登録」ボタンを実行します。
GoogleService-Info.plist をダウンロードして、「次へ」ボタンを実行します。
「Firebase SDKの追加」で「次へ」ボタンを実行します。
「初期化コードの追加」で「次へ」ボタンを実行し、最後に「コンソールに進む」ボタンを実行します。
Xcodeでの設定
VSCodeのiosを右クリックして「Open in Xcode」を選択します。
XcodeのRunner/Runnerを右クリックして「Add Files to “Runner”」を選択し、GoogleService-Info.plist を追加します。
iosシミュレータの起動
Xcodeの「Open Developer Tool」から「Simulator」を開きます。
Simulatorからとりあえず「iphone8」を選択します。
VSCodeのPodfileを修正
ios/Podfileの2行目のコメントを外し、’9.0’を’12.0’に変更します。
# Uncomment this line to define a global platform for your project platform :ios, '12.0'
iosアプリのテスト
VSCodeのデバイス選択を「iPhone 8」にして、実行します。
FirebaseプロジェクトのAuthenticationでテスト用に登録した、メールアドレスとパスワードでログインしてみます。
これで、iosアプリでの作業は終了です。
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